こんにちは。
琴×リコーダー『ののアンサンブル』お琴担当たぬきです。
今日はお琴の譜めくりについての雑談です。
演奏中、どうしても楽譜ページをめくらねばならぬ場合が発生します。
特にお琴はそれが多い。とにかく多い。
なぜなら……
・曲が長い(10分以上も多い)
・楽譜の基本サイズがB5サイズの冊子
・全パートが載っているフルスコアであることが基本
・それなのに全部漢数字で縦書きなので、物理的に文字を小さくする限度がある
・上記理由により1列に2~3小節が2行でいっぱい、なんてこともある
というような事情により、1曲の楽譜(冊子)が20ページ、演奏中に10回は譜めくりが発生する曲もあり。

20ページは盛り過ぎかな~って確認したら39ページを見つけてしまったたぬきの図。
楽器を演奏している方は想像がつくかもしれませんが、数十人で数十回好き勝手に譜めくりすると、見た目もよくないし譜めくりの音って案外響くもの。
そのため、たぬきの習っているお教室では、譜めくりのタイミングを練習やリハの段階で揃えています。少なくとも、同じパートは同じタイミングでめくるようにしています。
お琴の楽譜は縦書きのため、右から左にページが進んでいきます。
そのため、運よく休符だったり、右手だけで弾いているときは、左手でめくるということが可能になります。
問題は両手が塞がっているとき。
左手も弾いていたり、押し手(絃を押して音を上げる奏法)をしていたり、案外左手も忙しくしています。
そんなときは、ちょっと手前か次のページの頭くらいのタイミングでページをめくることになります。
この場合は一部暗譜をしたり、前後のページのめくって見られなくなる部分をメモ書きしたりすることで対応します。

余白をありがたく使うたぬきの図。
お稽古のときにめくるタイミングを先生に指示されることもあれば、どうにかなっていればオッケーみたいなこともあり。
このように各自でどうにかしとけの場合、たぬきはめくりそこねて手が止まることをおそれるがあまり、常に早めにめくりがちです。特に本番ではうっかりどこ弾いているかわからなくなることがあるので、常に弾いているところを目視したいのです。
そのため、リハになって他の人より先にめくっていることが発覚し、他の人に合わせるよう指示されることも多いです。だいたいその時期になるとなんとなく暗譜しているので、どうしよう弾けない~みたいなことにはならずにすんでいますが。
逆に、あえて譜めくりのタイミングをずらすこともあります。
数ページ両手で弾いているせいでどうしても片手を止めないとめくれない、みたいな場合。
そのときは、この行で先生がめくって、次の行でたぬきがめくって、みたいな調整をして、無音の時間ができないようにします。
この打合せを適当にしたがゆえに、練習では大丈夫だったのに、本番だけ無音の時間が発生したこともありました。備えって大事。
あとこれはたぬきがよく言われていたことですが、譜めくりの勢いがすごすぎて音がでかい!とよく注意されました。慌ててめくっていることや、めくりそこねると次のめくりタイミングがなくなる恐怖心からだったんですが、言われてからはなるべく心穏やかにめくることを心掛けています。
そんな譜めくり小話を念頭に置いて演奏を見ていただくと、また違った楽しみ方もできるかもしれません。
参考例:10/14の演奏動画
夢絃'98(2024/10/14演奏)
今日のところはここまで。
以上、お琴担当たぬきでした。
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演奏中、どうしても楽譜ページをめくらねばならぬ場合が発生します。
特にお琴はそれが多い。とにかく多い。
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・楽譜の基本サイズがB5サイズの冊子
・全パートが載っているフルスコアであることが基本
・それなのに全部漢数字で縦書きなので、物理的に文字を小さくする限度がある
・上記理由により1列に2~3小節が2行でいっぱい、なんてこともある
というような事情により、1曲の楽譜(冊子)が20ページ、演奏中に10回は譜めくりが発生する曲もあり。

20ページは盛り過ぎかな~って確認したら39ページを見つけてしまったたぬきの図。
楽器を演奏している方は想像がつくかもしれませんが、数十人で数十回好き勝手に譜めくりすると、見た目もよくないし譜めくりの音って案外響くもの。
そのため、たぬきの習っているお教室では、譜めくりのタイミングを練習やリハの段階で揃えています。少なくとも、同じパートは同じタイミングでめくるようにしています。
お琴の楽譜は縦書きのため、右から左にページが進んでいきます。
そのため、運よく休符だったり、右手だけで弾いているときは、左手でめくるということが可能になります。
問題は両手が塞がっているとき。
左手も弾いていたり、押し手(絃を押して音を上げる奏法)をしていたり、案外左手も忙しくしています。
そんなときは、ちょっと手前か次のページの頭くらいのタイミングでページをめくることになります。
この場合は一部暗譜をしたり、前後のページのめくって見られなくなる部分をメモ書きしたりすることで対応します。

余白をありがたく使うたぬきの図。
お稽古のときにめくるタイミングを先生に指示されることもあれば、どうにかなっていればオッケーみたいなこともあり。
このように各自でどうにかしとけの場合、たぬきはめくりそこねて手が止まることをおそれるがあまり、常に早めにめくりがちです。特に本番ではうっかりどこ弾いているかわからなくなることがあるので、常に弾いているところを目視したいのです。
そのため、リハになって他の人より先にめくっていることが発覚し、他の人に合わせるよう指示されることも多いです。だいたいその時期になるとなんとなく暗譜しているので、どうしよう弾けない~みたいなことにはならずにすんでいますが。
逆に、あえて譜めくりのタイミングをずらすこともあります。
数ページ両手で弾いているせいでどうしても片手を止めないとめくれない、みたいな場合。
そのときは、この行で先生がめくって、次の行でたぬきがめくって、みたいな調整をして、無音の時間ができないようにします。
この打合せを適当にしたがゆえに、練習では大丈夫だったのに、本番だけ無音の時間が発生したこともありました。備えって大事。
あとこれはたぬきがよく言われていたことですが、譜めくりの勢いがすごすぎて音がでかい!とよく注意されました。慌ててめくっていることや、めくりそこねると次のめくりタイミングがなくなる恐怖心からだったんですが、言われてからはなるべく心穏やかにめくることを心掛けています。
そんな譜めくり小話を念頭に置いて演奏を見ていただくと、また違った楽しみ方もできるかもしれません。
参考例:10/14の演奏動画
夢絃'98(2024/10/14演奏)
今日のところはここまで。
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