こんにちは。
琴×リコーダー『ののアンサンブル』お琴担当たぬきです。
今日はお琴の奏法紹介の4回目。
主な目的は「こういう弾き方あるからかえる氏は編曲に活かしてくれ~」という記事になります。
※たぬきの個人的な意見が多いです
■今回紹介する奏法
ハーモニクス
■どんな奏法?
・右端から琴柱までの間のちょうど半分の位置に指を置き、絃の長さを半分にすることでオクターブ上の音を出す奏法
・半分の位置は事前に確認し、チョークで印をつける
・楽譜には絃の番号の右上に小さく「8」と書かれる

印のところに指を当てる

右端から琴柱までの真ん中を探る
■メリットは?
・この1音だけオクターブ上を出したい、オクターブ上の調弦ができない、という時に便利
■デメリットは?
・正しい位置に指を置かないともちろん変な音がでる
・しっかり指を置くと音が鳴らないので、設置面積を減らすため軽く触れて弾いたら離す程度にしないといけない(指が琴柱の代わりになっているという理屈)
・ミスすると普通に弾いた音になるので、大人数だと特に目立つ
・微妙にミスすると正しい音でもくぐもった響かない音になるので、明らかにミスしたよね(笑)みたいな音になる
デメリットが多い~!!!個人的にはなるべくやりたくない奏法です。
頻繁には出てきませんが、ここぞというときに出てくる。金管楽器のhigh B♭みたいなイメージ。ここぞというときに入ってくるので、やらかすと素人にもバレる系。
指が琴柱の代わりをしているというのはわかるんですが、指と琴柱は違うよ~!!と言いたくなります。
曲によっては右手小指で真ん中を押さえ、同じく右手の親指で「小指のすぐ左側」を弾くことでハーモニクスをすることもあります。小指のすぐ左側っていうか、そこしか弾けないっていうか。
そして通常のハーモニクスでは半分(1/2)の位置に指を置きますが、さらに半分(1/4)の位置に指を置いて弾くこともあります。その場合は2オクターブ上の音が出ます。出るはずなんですけど。
(写真の1枚目はトワイライト・セイリングで使用した、1/4位置です)
たぬきとしてはベストオブ「弾けるけどできたらやりたくないなあ」奏法であるうえ、なかなか現代のJポップで取り入れることがない音なので、ののアンサンブルの楽譜ではやっていない奏法です。
一度だけ「トワイライト・セイリング」の最後の音でやったくらい。あれは本当に出てくれてよかった。
今後もののアンサンブルではおそらく出てきませんが、お教室の3月の演奏会ではばっちり出てくる予定なので、「あ~たぬきが苦手な奏法やってる~」と思って見ていただければ幸いです。
今日のところはここまで。
以上、お琴担当たぬきでした。
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