こんにちは。
琴×リコーダー『ののアンサンブル』お琴担当たぬきです。
今日は奏法紹介の番外編。
3月の演奏会で演奏する曲に出てくる奏法について紹介したいと思います。
■めぐりめぐる / 沢井忠夫・作曲
(楽器編成)十七絃2
楽器編成が17絃だけっていうのもレアなんですが、奏法もおもしろくて演奏していて楽しいです。
①ピンのところをカラカラするやつ
もはや奏法に名前が無いやつ。
楽譜には「ピンと龍角の間をグリッサンドで往復する」という指示が書いてあります。

ここってこんな音出るんだあ、と初めて知りました。
カラカラというかカカカカというか。
めちゃくちゃ張っている短い絃なので、とっても高く硬い音になってます。
これは1章後半に出てきて、2パートともそれぞれ演奏している人がいます。聴くだけではおそらく「謎の音がしてるけどナニコレ」ってなるんじゃなかろうか。
②左手で絃をつまんでベース音っぽくするやつ
何しててこの奏法思いついたんだろう~って毎回弾いていて不思議に思います。

楽譜には「一の絃を左手でつまみ、左右に移動させながら右手の指で弾く」という指示が書いてあります。
右手はピチカートなので、とにかくめちゃくちゃベースっぽい音だとたぬきの耳は思っています。
要は琴柱の代わりを左手がしているんですが、琴柱と比べて左手のほうが絃との接地面積が大きいので、音が響かなくなるんですよね。まさにベース寄りの音。
「好きなように左手動かせばいいよ~」と言われているので、その後のバルトーク(絃引っ張ってべちーん!ってするやつ)が楽になるような位置に最終的に向かうようにしています。弾きやすいのに楽しい奏法で大好きです。
これは2章の最後に出てきますので、だいぶ後になってしまいますが、ぜひ楽しみに聴いてほしい部分です。
今日のところはここまで。
以上、お琴担当たぬきでした。
ブログ村ランキングに参加しています。お暇な方は下のボタン押していただくとたぬきのやる気が上がります。『ののぶろぐ』押してもらえばまたこちらのブログに戻ってこられます。

にほんブログ村
コメント