静岡県西部を中心に活動するお琴×リコーダーアンサンブルユニット『ののアンサンブル』です。 インスタにも載せている演奏予定に加え、演奏記録や日々の練習についても載せていきます。 Instagram:https://www.instagram.com/itohironono?igsh=NWdiYTJxdDhvZms2

【奏法紹介⑥】押し手


こんにちは。

琴×リコーダー『ののアンサンブル』お琴担当たぬきです。



今日はお琴の奏法紹介のたぶん6回目。

主な目的は「こういう弾き方あるからかえる氏は編曲に活かしてくれ~」という記事になります。


■今回紹介する奏法

押し手


■どんな奏法?

・左手で絃(琴柱の左側)を押すことで、本来の音よりも高い音を出す奏法
・押し方によって1音上げる「強押し」と、半音上げる「弱押し」がある

【奏法紹介⑥】押し手

琴柱の左側を

【奏法紹介⑥】押し手

ぐいーっと押す


■メリットは?

・限られた絃の本数の中で音を増やすことができる
・1回だけこの音を出したい!という時には特に便利


■デメリットは?

・慣れないと指が痛いし、慣れてもたくさんやると指が痛い
・絃の張り具合や押し方によっては、琴柱が倒れることもある
・琴や絃の張り具合によって押し方を変えないといけない
・正しい音を出すこと自体が難しい(そもそも音の正解に気付けない場合がある)
・低い音は琴柱が遠く(左寄り)、琴柱の左の絃が短いため、張りがきつく押しにくい
・低い音は琴柱が遠いので、立つか座ったまま移動して左に寄って弾く必要が出てくる
・すぐに絃を放すと音が変わってしまう(別の奏法になってしまう)ので、放すタイミングが重要



書き出したら山ほどリスクが出てきてしまったんですが、常に出てくる奏法です。
むしろこれ一番最初に出すべきだったなって後から思いました。

特に普通のお琴は絃が13本しかないので、だいたい常に音が足りない。押さない曲はないくらいのレベル。


また、琴柱が左に寄れば寄るほど押さえる場所が遠くなるのですが、たぬきは己の体格の良さに物を言わせ、腰を浮かせることすらせずひょいっと押してしまうことが多く。

本番直前になって小柄な皆さんに合わせて慌てて腰を浮かせるなどしています。



それを思うとかえる氏編曲の楽譜はそこまで無理な押し手は……たまにありますが、最近では「#はこの1音だけ」「この音を押して半音上げればいける」みたいな注釈がつくように。ありがたすぎる。



次回は押し手の派生、地獄の「かけ押さえ」について説明予定です。



今日のところはここまで。

以上、お琴担当たぬきでした。



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